【vol.42 ゾイド ライガーゼロ パンツァー マーキングプラスVer 】 レビュー

1. はじめに

今回レビューするのは、コトブキヤHMMシリーズの「RZ-041 ライガーゼロ パンツァー マーキングプラスVer.」です。
アニメ「ゾイド新世紀/Zero」でレイヴン……いや、レオン機として登場したパンツァーには子どものころから憧れていました。
全身のミサイルハッチが一斉に開く場面を見てから、いつか手元に置きたいとずっと思っていたキットです。

2. 商品情報

3. パッケージ情報

このキットには以下のものが含まれています。

デザイン 箱を手に取った瞬間、思わず「でかい」と声が出ました。全砲門を開放したパンツァーが描かれた箱絵は、HMMシリーズの中でも特にインパクトが強く、棚に並べるだけで存在を主張してくる感じがあります。
グリーンの装甲と背部にそびえるハイブリッドキャノンのシルエットが、このキットのコンセプトをそのまま体現していると私は感じました。
側面・裏面 側面には全ハッチ展開状態の完成写真が掲載されており、開封前から「これを完成させたい」という気持ちにさせてくれます。CASの解説も丁寧で、パンツァーが単なる重装甲ではなくシステムとして成立していることが分かります。
マーキングプラス版専用のデカール見本も載っていて、貼り込み後のイメージが組み立て前から確認できる点は助かりました。

4. 組み立て

難易度 ★★★★☆(中〜上級者向け:パーツ数と細かさに余裕を持って臨みたい)
組み立て時間 おおよそ 6〜8 時間前後
特筆事項 私が特に手間取ったのは、各部のミサイルハッチ周りです。ハッチの蓋パーツが小さく、向きを間違えると後で展開ギミックがうまく動かなくなるため、説明書を何度も確認しながら進めました。
装甲の保持力を上げるために説明書推奨の箇所には接着剤を使ったのですが、これをやっておくと完成後のぐらつきがかなり改善されます。急がず1日2〜3セクション区切りで進めるのが、私には合っていました。

5. 素組み

完成した瞬間、机の上に置いてしばらく眺めてしまいました。素体のライガーゼロがほぼ見えないくらい装甲で覆われていて、全体のボリュームは同シリーズのイエーガーやシュナイダーとは別次元です。
ツートンのグリーン成型色はパーツ段階では地味に見えるのですが、組み上がると装甲の明暗が自然なグラデーションとして機能していて、塗装なしでも十分な密度感が出ていると感じました。

可動・アクション イエーガーと比べると、パンツァーは装甲の干渉が多く脚部の動きは控えめになります。特に後ろ脚の跳ね上げはかなり制限されると感じました。ただ、地面をしっかり踏みしめるような姿勢は非常によく決まり、「走る」より「構える」ポーズが似合うキットだと私は思います。
その分、仁王立ちのような静止ポーズでも十分な見応えがあるため、ポージングの方向性を絞ってしまえば不満は少ないです。
ギミック 全身22箇所のミサイルハッチを全部開けると、情報量がとんでもないことになります。初めて全門展開したとき、机の前で思わず写真を撮りまくりました。ハッチひとつひとつが独立して開くため、部分的に開けた状態も再現できるのが面白いところです。
背部のハイブリッドキャノンはアームで前方に倒す発射形態への移行がスムーズで、形態変化の手応えがきちんとあります。このギミックだけで組んだ甲斐があると感じました。

6. Good & More

【🙆‍♀️ Good 🙆‍♂️】
・ ツートンのグリーン成型色がパーツ単位で使い分けられており、素組みのままでもパンツァーらしい装甲の立体感が自然と出る
・ 22箇所のミサイルハッチ展開とハイブリッドキャノンの発射形態移行が両方楽しめて、ギミックを触る時間が長く続く
・ マーキングプラス版のデカール(エンブレム・コーションマーク)を貼り込むと、素組み状態と比べて情報密度が明らかに上がる
【💁‍♀️ More 💁‍♂️】
・ ミサイル先端など細かいパーツは素組みだと白一色で埋もれやすく、気になる人は先端だけでも筆塗りすると印象が変わる
・ パンツァーユニットの重さに対して一部の関節が経年で緩くなりやすく、完成後もときどき保持力のチェックが必要と感じた
・ デカール枚数が多く貼り込みに2〜3時間かかったが、その手間をかけた分だけ完成時の精密感に差が出るのは確かだった

7. 追加情報

ディスプレイ 完成品はかなりの重量があり、接地面積も広いため自立自体は安定しています。ただ、全ハッチ展開状態で斜めのポーズを取らせようとするとバランスが崩れやすく、私はフライングベースを使って浮かせた状態で飾ることにしました。
スタンドを使うと重量を気にせず角度をつけられるため、ギミックを全開にした状態での展示がより決まりやすくなります。
合わせ目 装甲の分割ラインが工夫されているので、目につく場所に合わせ目が出ることは少ないと感じました。気になったのはハイブリッドキャノンの砲身部分と、一部の側面装甲の継ぎ目くらいです。
砲身は目立つ場所なので、接着後にヤスリをかけておくと仕上がりが引き締まります。パンツァーの平面的な装甲面はヤスリがけしやすい形状でもあるため、合わせ目処理の練習にもちょうどいいと私は思いました。

まとめ

以上、「RZ-041 ライガーゼロ パンツァー マーキングプラスVer.」のレビューでした。
このキットを作ってみて、「火力と装甲に全振りしたCAS」というコンセプトがプラモとして非常に忠実に再現されていると感じました。22箇所のハッチを順番に開けていく作業は地味に楽しく、完成後も飾りながらときどき全門展開してひとり満足しています。同シリーズのイエーガーは可動を楽しむキットでしたが、パンツァーは「構えて飾る」タイプのキットで、それぞれ違う楽しさがあります。組み立てに時間はかかりますが、ギミックと見た目のボリューム両方に手応えを感じたい方には向いているキットだと私は思います。逆に、アクションポーズを多彩に楽しみたい方にはイエーガーやシュナイダーのほうが合うかもしれません。

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