ドラマ『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』に登場した限定キット「MG 1/100 RIKO’S ZAKU(Plastic Model and RIKO Ver.)」をレビューします。ベースは名作「MG 1/100 MS-06J ザク Ver.2.0」で、優れた可動と内部フレームの作り込みはそのまま。番組連動・抽選/イベント販売限定として2024年8月に登場し、価格は4,620円です。劇中イメージを再現した配色と専用マーキングが最大の魅力で、シール箇所が多いのが組み立て上のポイント。難易度は★★★☆☆、目安は約5〜6時間です。
1. はじめに ― 『量産型リコ』が生んだ“特別なザク”
今回取り上げるのは、ドラマ『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』に登場した限定キット、MG 1/100 RIKO’S ZAKU(Plastic Model and RIKO Ver.)です。ベースキットは可動性能とディテールに定評のある「MG 1/100 MS-06J ザク Ver.2.0」。この完成度の高い土台を活かしつつ、劇中イメージを再現したカラーとユニークなマーキングを盛り込んだのが本アイテムの個性です。
“あのザク”を番組由来の特別仕様で味わえる一体で、量産機でありながら唯一無二の存在感を放ちます。番組のファンはもちろん、Ver.2.0を素体に特別カラーへ挑戦したい方にとっても触れる価値のある内容です。本記事では、商品情報からキット構成、組み立てのつまずきやすいポイント、仕上げのコツまで順番に整理していきます。



2. 商品情報
- 商品名:MG 1/100 RIKO’S ZAKU(Plastic Model and RIKO Ver.)
- シリーズ:量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-(劇中登場アイテム)
- スケール:1/100スケール(MG Ver.2.0準拠)
- 発売日:2024年8月
- 価格:4,620円(番組連動・抽選/イベント販売限定)
- ベースキット:MG 1/100 MS-06J ザク Ver.2.0
- 特徴:劇中イメージを再現した配色と専用マーキング、Ver.2.0譲りの高い可動と内部フレーム
- 購入方法:抽選/イベント販売が中心。流通在庫がある場合もある


3. パッケージ・キット構成
パッケージには番組ロゴや限定仕様を感じさせる要素が配され、コレクション性の高い佇まいになっています。キット内容は以下の通りです。
- 成形色ランナー:13枚(うち一部はMGザク Ver.2.0からの流用)
- ポリキャップランナー:1枚(PC-200)
- シール:1枚(番組ロゴや手描き風イラストを含む)
- 組み立て説明書:1冊(MGザクII Ver.2.0の説明書をベースに、専用マーキング指示を追加)
MG Ver.2.0をそのまま土台にしているため、ランナー枚数は多めです。一方で、本キットの“顔”となる番組限定の配色や専用マーキングはシールを中心に再現されており、付属シールの役割が大きいのが特徴です。






4. 組み立て ― 難易度★★★☆☆/約5〜6時間、つまずきやすいポイント
組み立て難易度は★★★☆☆、所要時間は素組み+マーキング貼付込みで約5〜6時間が目安です。MGザク Ver.2.0をベースにした構造で内部フレームの可動部が多く、その分パーツ数も多めになります。フレームを組み込みながら進める工程は満足感がありますが、時間には余裕を持って取りかかるのがおすすめです。
つまずきやすいポイントは次のとおりです。
- 番組限定の配色を再現するシール箇所が多く、貼り込みに手間と集中力が必要です。仕上がりの印象を左右するため、位置決めは丁寧に行いましょう。
- 小型のマーキングシールが多いため、ピンセットは必須です。指先で扱うと紛失や貼りズレの原因になります。
- シールの面積が広い箇所は、気泡やズレが目立ちやすいので、少しずつ密着させながら貼ると安心です。
フレーム組みそのものはVer.2.0の手順に沿うため、説明書どおりに進めれば大きく迷う場面は多くありません。難所はむしろ“シールワーク”に集中していると考えてよいでしょう。

5. 素組みレビュー ― 見た目/可動/色分け/ギミック
MGリコのザク(MGザク Ver.2.0ベース)の素組みは、Ver.2.0譲りの重厚なシルエットに番組限定カラーが映える仕上がりです。番組『量産型リコ』限定として2024年8月に登場した本キット(4,620円・13ランナー・難易度★★★☆☆・約5〜6時間)は、素組み段階でも十分な見ごたえがあります。
プロポーションはVer.2.0の堂々としたフォルムを踏襲しつつ、パーソナルマークやオリジナルのマーキングが随所に配置され、特別機らしい密度感が加わります。量産機ベースながら“特別な一体”として成立しているのが好印象です。
可動範囲はVer.2.0の優秀な内部フレーム構造によって、肩・肘・膝・股関節すべてが高水準で動きます。ポージングの自由度は高く、武器の両手持ちも自然に決まります。
色分けはシールによる補完を前提とする箇所があるものの、素組みでも情報量は十分です。番組限定配色は成形色とシールの組み合わせで再現されており、パチ組み派でも満足度の高い見栄えになります。




6. シリーズ内での位置づけ ― 他キットとの比較
本キットは独立した新規設計ではなく、完成度の高い「MG 1/100 MS-06J ザク Ver.2.0」を土台にした番組連動の限定仕様という立ち位置です。そのため、可動・プロポーション・組みごたえといった“素体としての実力”はVer.2.0に準じ、安心して組める一方、差別化のポイントは配色と専用マーキングに集約されています。
通常のVer.2.0が「ザクという機体そのものを楽しむキット」だとすれば、本アイテムは「番組の世界観をまとった特別なザクを所有する楽しみ」に寄ったキットです。同じ素体でも、付属シールと配色が体験をはっきり変えてくれます。Ver.2.0をすでに組んだ方が“もう一体”を特別仕様で楽しむ用途にも向いています。
7. きれいに仕上げるためのワンポイント
ここからは一般的なおすすめの仕上げ提案です。
- ゲート処理:ランナーから切り出したあと、ニッパーの二度切りとヤスリで切り跡をならすと、限定カラーの面が締まって見えます。
- シール貼り:番組配色のシールが多いため、少量の水やマークセッターを併用すると密着しやすく、気泡やズレを抑えられます。
- スミ入れ:内部フレームやモールドにスミ入れを行うと、Ver.2.0譲りのディテールが引き立ちます。
- トップコート:シールの段差やテカりを抑える目的で、つや消しのトップコートを薄く重ねると全体の質感がまとまります。シール面に吹く前は、目立たない箇所で相性を確認すると安心です。
いずれも必須ではありませんが、シール主体のキットだからこそ、密着とコート処理を丁寧にすると完成度が一段上がります。
8. 購入前に確認したいこと
- 入手経路:番組連動・抽選/イベント販売限定のため、通常の店頭流通とは入手のしやすさが異なります。販売情報をこまめに確認しましょう。
- 配色の好み:番組由来の専用カラーゆえに好みが分かれます。通常の量産型カラーを求める方には向きません。
- 部分塗装の難易度:成形色が特殊なため、部分塗装で色を合わせる場合はやや難しくなります。
- 作業時間と道具:シール箇所が多く小型マーキングも多いため、ピンセットを用意し、まとまった作業時間を確保しておくと安心です。
9. Good & More
【Good】
- MGザク Ver.2.0ベースならではの高い可動と安定したプロポーション。
- 専用マーキングと番組限定配色により、量産機ながら特別感のある仕上がり。
- 内部フレームや武装類の作り込みが豊富で、組みごたえがある。
【More(気になった点)】
- 番組配色を再現するシール箇所が多く、貼付に手間がかかる。
- シールの面積が広い箇所は気泡やズレに注意が必要。
- 成形色が特殊なため、部分塗装時の色合わせがやや難しい。
- 専用カラーゆえに好みが分かれ、通常カラー志向の人には不向き。
10. スコア
総合評価:★★★★☆
ひとこと:「Ver.2.0の実力をそのままに、番組限定の配色とマーキングで“所有する喜び”を足した特別な一体。」
11. まとめ
以上、MG 1/100 RIKO’S ZAKU(Plastic Model and RIKO Ver.)のレビューでした。本キットは、完成度の高いMGザク Ver.2.0を土台に、ドラマ『量産型リコ』の世界観を映した配色と専用マーキングをまとった限定仕様です。可動やプロポーションといった素体の実力は折り紙付きで、素組みでも十分に映えます。一方で、番組配色を再現するシール箇所が多く、小型マーキングの貼付にはピンセットが欠かせません。ここを丁寧に進めれば、量産機でありながら唯一無二の存在感を持つ“特別なザク”として手元に残せます。番組ファンはもちろん、Ver.2.0をもう一度特別な形で楽しみたい方にもおすすめできる一体です。

