MG 1/100 百式 Ver.2.0は、2015年5月発売・価格7,480円(税込)のマスターグレードキットです。クワトロ・バジーナの愛機「百式」を金メッキ外装と進化した内部フレームで再現し、組み立て難易度は★★★☆☆、所要時間は約4〜5時間が目安。本記事では商品情報やキット構成、素組みの見映え、可動範囲、つまずきやすい点までを編集部の実制作体験を交えて深掘りします。金メッキを美しく組むコツや購入前の確認ポイントもまとめ、これから手に取る方の判断材料となる内容を目指しました。
1. はじめに ― 金色に輝くエゥーゴの象徴「百式」
『機動戦士Ζガンダム』に登場する百式は、その金色のボディで多くのファンの記憶に残る機体です。同作のほか『機動戦士ガンダムΖΖ』にも登場し、シリーズを通じて愛され続けています。
今回レビューするのは、マスターグレードとしてリニューアルされた「MG 1/100 百式 Ver.2.0」。内部フレーム構造と可動範囲が大きく進化し、最新世代のMGならではの完成度を体感できる一品です。素組みでも金メッキ外装の存在感が際立ち、ガンプラの“今”を味わえるキットになっています。



2. 商品情報
- 商品名:MG 1/100 百式 Ver.2.0
- 作品名:機動戦士Ζガンダム(※『機動戦士ガンダムΖΖ』にも登場)
- シリーズ:マスターグレード(MG)
- スケール:1/100スケール
- 発売日:2015年5月30日
- 価格:7,480円(税込10%)/発売当時 6,800円(税抜)
- メーカー:BANDAI(発売当時)※現行表記:BANDAI SPIRITS
- 販売形態:一般販売(量販店・模型店で流通)
- 特徴:金メッキ外装、進化した内部フレーム、広い可動範囲


3. パッケージ・キット構成
ボックスには金メッキ外装の魅力が大きくレイアウトされ、店頭でも目を引く仕上がりです。内容物は以下のとおりです。
- 成形色ランナー 複数枚(金メッキ外装・ブルー・レッド・ダークグレー・内部フレーム)
- ポリキャップランナー 1枚(関節用PCパーツ)
- シール:マーキングシール1枚・ホイルシール1枚
- 水転写式デカール 1枚(機体マーキング用)
- 組み立て説明書 1冊(フルカラー・内部フレーム構造の解説つき)
金メッキランナーと内部フレーム用のグレーが分かれて構成されており、組みながら金とメカの対比を楽しめます。






4. 組み立て ― 難易度★★★☆☆/約4〜5時間、つまずきやすいポイント
組み立て難易度は★★★☆☆で、所要時間は約4〜5時間が目安です。基本構造は素直ですが、金メッキパーツの扱いに気を遣う場面が多く、ここが中級者向けとされる理由です。実際に編集部で組んだ際に手応えを感じたポイントを挙げます。
- アンテナや腰部スラスターが細く、ランナーからの切り離し時に破損しないか神経を使いました。少し多めにゲートを残してから二度切りすると安心です。
- 金メッキ表面は指紋が付きやすく、組みながら都度拭き取って進めました。手脂が乗ると輝きが鈍るため、こまめなケアが効きます。
- 金メッキはアンダーゲート仕様ですが、それでも光の反射でゲート跡が目立ちやすい箇所があり、処理は慎重に行うのがおすすめです(※一般的な注意点)。

5. 素組みレビュー ― 見た目/可動/色分け/ギミック
素組みの状態でも、百式 Ver.2.0は圧倒的な存在感を放ちます。最新MMの広い可動域のおかげで、無塗装でも金色のシルエットがしっかり映えました。
- デザイン・プロポーション:Ver.2.0ならではの現代的なシルエットで、スマートかつ力強いバランス。背部バインダーや脚部装甲がシャープに再現され、立ち姿だけでも見応えがあります。
- 可動範囲:内部フレームの進化により、膝立ちやビームライフルの両手構えも自然に決まります。背部バインダーの可動も広く、動きのあるポーズを取らせやすい設計です。
- 色分け:金メッキ外装を中心に、ブルー・レッド・ダークグレーで細部まで再現。一部はシールで補いますが、素組みでも十分な完成度に達します。
- 金メッキ外装は光の加減で表情が変わり、内部フレームのメカニカルな質感との対比が魅力です。




6. シリーズ内での位置づけ ― 他キットとの比較
百式は旧来のMGでもラインナップされてきた人気機体ですが、本Ver.2.0は内部フレーム構造を一新し、可動範囲とプロポーションを現行基準へ引き上げた決定版的な立ち位置にあります。金メッキ外装を採用したMGとしても象徴的な存在で、メッキ仕上げの華やかさをそのまま味わいたい層に向いています。最新MGらしい可動性能を求める方、金色の見映えを最優先したい方のどちらにも応えられるキットです。
7. きれいに仕上げるためのワンポイント(一般的なおすすめ)
金メッキ仕上げを活かす方向と、塗装で質感を整える方向のどちらでも楽しめます。一般的なおすすめとして次の点を意識すると仕上がりが安定します。
- ゲート処理は、金メッキ面では削り過ぎを避け、アンダーゲートの利点を活かして最小限に。
- スミ入れは内部フレームやダークグレー部分に施すと、メカ感が引き締まります。
- 指紋・擦れが目立ちやすいため、組み上げ後はやわらかい布で軽く拭き取りを。
- トップコートを使う場合は、メッキ表面との相性に注意し、目立たない箇所で試してから全体に進めると安心です。
8. 購入前に確認したいこと
- 入手性:現在も再販が行われており比較的入手しやすい一方、人気機体のためタイミングによっては品切れやプレ値になる場合があります。
- 中古流通:Amazon・楽天・駿河屋・ヤフオク・メルカリ等で取扱いがあります。状態やデカールの有無、外箱のコンディションで価格は変動します。
- 金メッキ仕様という性質上、塗装で全身を塗り替えたい場合は扱いに工夫が必要です。メッキの輝きを活かす前提で選ぶと満足度が高くなります。
9. Good & More
【Good】
- Ver.2.0ならではの洗練されたプロポーションで、素立ちでも存在感抜群。
- ゴールドメッキ外装の輝きが圧倒的で、無塗装でも高級感のある仕上がり。
- 内部フレームの進化で膝立ちや両手持ちポーズが自然に決まり、可動ギミックも豊富。
- 背部バインダーや腰部スラスターの可動など、ディテール面でも遊び甲斐がある。
【More(気になった点)】
- 金メッキパーツはゲート跡が光の反射で目立ちやすく、処理に手間がかかる。
- 光沢仕上げのため、指紋や擦れ跡が残りやすい。
- 塗装派には扱いづらく、トップコートの種類も慎重に選ぶ必要がある。
- アンテナや腰部スラスターなどの細いパーツは組み付け時に破損しやすい。
10. スコア
総合評価:★★★★☆
ひとこと:「メッキの輝きと現行MMの可動を素組みで両取りできる、金色の決定版」
11. まとめ
以上、MG 1/100 百式 Ver.2.0のレビューでした。ゴールドメッキ外装の迫力と、Ver.2.0ならではの洗練されたプロポーション、そして内部フレームによる広い可動域を兼ね備えた本キット。組み立ては中級者向けですが、細いパーツの切り離しと指紋ケアに気を配れば、素組みでも圧倒的な存在感を楽しめます。クワトロ・バジーナの愛機「百式」を最新MM基準で堪能できる、まさに“エゥーゴの金色の希望”。飾って良し、動かして良しの一体を、ぜひコレクションに加えてみてください。

