【vol.40 HGCE 1/144 フリーダムガンダム(REVIVE)】 レビュー

HGCE 1/144 フリーダムガンダム(REVIVE)は、機動戦士ガンダムSEEDの主役機をBANDAI SPIRITSがリニューアルした王道のHGです。旧HG版から大幅にプロポーションと可動範囲が見直され、肘や膝の二重関節、腰や脚の広い可動域により、劇中の“ハイマットフルバースト”を素組みでも再現しやすいのが特徴。難易度は★★☆☆☆で組み立て時間は約3時間と扱いやすく、ガンプラ初心者から塗装派まで楽しめます。一方でレール砲の色ラインや頬のグレーなどシール補完が多めという点もあり、本記事では実際に組んだ手応えを含めて深掘りします。

1. はじめに ― フリーダムガンダムという題材

機動戦士ガンダムSEEDを象徴する機体といえば、やはりフリーダムガンダムです。背中のウイングと多彩な火器を一斉展開する“ハイマットフルバースト”は、SEEDのオープニングや劇中の名場面を語るうえで欠かせない見せ場でした。

今回レビューするのは、その魅力を現代のフォーマットで再構築したHGCE 1/144 フリーダムガンダム(REVIVE)です。新生-REVIVE-枠としてリニューアルされたキットで、翼の展開と腰・脚の広い可動域により、劇中の決めポーズを素組みでも気持ちよく再現できます。現代的なプロポーションと組みやすさを両立した、SEEDファンなら外せない一品です。

2. 商品情報

  • 商品名:HGCE 1/144 フリーダムガンダム(REVIVE)
  • シリーズ:HGCE(ハイグレード・コズミック・イラ)
  • スケール:1/144
  • メーカー:BANDAI SPIRITS
  • 難易度:★★☆☆☆
  • 組み立て時間:おおよそ3時間前後
  • 特徴:旧HG版からプロポーションと可動範囲を大幅に刷新。肘・膝の二重関節化、腹部の可動などにより、アクションフィギュア並みの動きを実現しています。
  • 購入:一般的な模型店・量販店・各種通販で広く流通
  • 参考リンク:バンダイホビーサイト製品ページ

旧キットと比べると、関節構造と全体のシルエットが現代的になっており、同じ“フリーダム”でも印象が大きく変わったモデルです。

3. パッケージ・キット構成

パッケージは、宇宙を背景にバラエーナ・プラズマ収束ビーム砲を展開したフリーダムガンダムが描かれた、疾走感のあるアートワークです。HGCEシリーズ共通の、CGとイラストを融合させたシャープな仕上がりになっています。

側面・裏面には、本キットの売りである「ハイマットモード」や「フルバーストモード」の再現写真が掲載されており、組み上がりの完成イメージをつかみやすい構成です。旧キットと見比べると、よりスリムでヒロイックな体型へと変わっていることが分かります。

ランナー構成は最新フォーマットらしく整理されており、色分けされたパーツが多く配置されています。一方で、後述するとおり細かな色再現の一部はホイルシールで補完する設計です。

【vol.40 ガンプラ HGCE 1/144 フリーダムガンダム 】 レビュー 1

4. 組み立て ― 難易度★★☆☆☆/約3時間

難易度は★★☆☆☆で、サクサク組み進められる部類です。組み立て時間はおおよそ3時間前後を見ておけば十分でしょう。最新フォーマットでパーツ分割が優秀なため、説明書どおりに進めれば大きく迷う場面はありません。

つまずきやすいポイントを、実際に組んだ手応えとして挙げておきます。

  • レール砲の色ラインや頬のグレーなど、シール補完の箇所が多めで、貼り作業はなかなか大変でした。特に細いラインや小さなパーツは位置決めに手間がかかります。
  • 二重関節のおかげで脚や腕がしっかり曲がり、“ハイマットフルバースト”のポーズが気持ちよく決まりました。組み上がってすぐにポージングを試したくなるキットです。
  • 翼・腰・脚の可動域が広く、素組みの段階でもスタイリッシュな姿勢で飾れました。

シール貼りは手間ですが、ガンダムマーカー等で部分塗装してあげると見映えが格段に良くなるため、手を入れるメリットが大きいキットです。

5. 素組みレビュー ― 見た目・可動・色分け・ギミック

完成したHGCEフリーダムガンダムは、非常に足が長く、小顔でスタイリッシュなプロポーションです。素組みでもトリコロールカラーの基本配色が再現されており、背負いもののボリューム感と相まって、メリハリのあるシルエットを楽しめます。

**可動・アクション**

腰・股関節・足首の可動範囲が広く、SEED系MS特有の“S字立ち”や、大きく足を開いた射撃ポーズが自然に決まります。肩の引き出し機構もあり、ビームサーベルを連結した「アンビデクストラス・ハルバード」の両手持ちもスムーズに取れました。

**ギミック(フルバースト)**

背中の翼、腰の「クスィフィアス・レール砲」、背面の「バラエーナ・プラズマ収束ビーム砲」をすべて展開するフルバーストモードへの移行がスムーズです。特に翼を広げたハイマットモードの迫力は、1/144スケールとは思えない存在感があります。

6. シリーズ内での位置づけ ― 他キットとの比較

本キットは、旧HG版フリーダムからのリニューアルにあたる位置づけです。旧キットがプロポーションと可動の両面で時代を感じさせる部分があったのに対し、REVIVE版では肘・膝の二重関節化や腹部の可動が加わり、決めポーズの再現性が大きく向上しています。

同じHGCEシリーズの中でも、フリーダムは“展開ギミックでシルエットが大きく変わる”タイプの機体です。立ち姿のスマートさとフルバースト時の派手さを一体で味わえる点は、SEED系キットの中でも分かりやすい魅力と言えます。手早く“フリーダムらしさ”を味わいたいなら、まず候補に挙がる一体です。

7. きれいに仕上げるためのワンポイント

ここからは一般的なおすすめの仕上げ提案です。

  • ゲート処理:白や赤など明るい成形色はゲート跡が目立ちやすいので、ニッパーで二度切りしてからヤスリで整えると見栄えが上がります。
  • スミ入れ:胸部や脚部のモールドにスミ入れを施すと、情報量が増えてヒロイックなシルエットがより引き締まります。
  • 部分塗装:シール補完が多いレール砲の色ラインや頬のグレーは、ガンダムマーカー等で塗り分けると一段とシャープな印象になります。
  • 合わせ目処理:本体は段落ちモールドなどで目立たないよう配慮されていますが、レールガンやビームライフルの一部には合わせ目が出ます。気になる方は接着して処理するとより完成度が高まります。
  • トップコート:仕上げにつや消しトップコートを吹くと、成形色の質感が落ち着き、全体の統一感が出ます。

8. 購入前に確認したいこと

  • 自立の安定性:バックパックが大きく重いため、ポーズによっては重心調整をしないと自立が不安定になりがちです。空戦ポーズが似合う機体なので、別売りのアクションベースの併用を強くおすすめします。浮かせて飾れば転倒を防げ、翼を広げたポージングがより際立ちます。
  • シール作業の量:細かい色分け用のホイルシールが多く、特に曲面や細いラインはきれいに貼るのが難しい点を理解しておくと、組み始めてから戸惑いません。
  • 展示スペース:翼を最大展開するとかなりの横幅と奥行きが必要になります。飾る場所をあらかじめ確保しておくと安心です。

9. Good & More

**Good**

  • 翼・レール砲・キャノンの展開機構が優秀で、“ハイマットフルバースト”がバシッと決まる。
  • 腰や股関節がよく動き、立ち姿から激しいアクションまでポージングの自由度が非常に高い。
  • 本体のプロポーションが現代風に整っており、素組みでもヒロイックでメリハリのあるシルエットになる。

**More(気になった点)**

  • バックパックが大きく重いため、ポーズによっては重心調整をしないと自立が不安定になりがち。
  • 細かい色分け用のホイルシールが多く、特に曲面や細いラインはきれいに貼るのが難しい。
  • 翼を最大展開するとかなりの横幅と奥行きが必要になり、展示スペースを選ぶ。

10. スコア

総合評価:★★★★☆

ひとこと:「シール補完の手間はあるものの、素組みでも“フリーダムらしさ”をしっかり味わえる好キット。」

11. まとめ

以上、HGCE 1/144 フリーダムガンダム(REVIVE)のレビューでした。難易度★★☆☆☆・約3時間で組める扱いやすさながら、二重関節と広い可動域によって“ハイマットフルバースト”が気持ちよく決まり、素組みでもスタイリッシュに飾れる完成度です。レール砲の色ラインや頬のグレーなどシール補完は多めですが、部分塗装やスミ入れを加えればさらに見映えが向上します。翼と各武装の展開ギミックを活かし、アクションベースで安定させれば、SEEDの象徴的なシーンを1/144サイズで存分に楽しめます。入手しやすさも含め、SEEDシリーズのコレクションに欠かせない一体です。

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