【vol.35 1/60 バンダイホビーセンターオリジナル 電動式4色射出成形機】 レビュー

この記事は、バンダイホビーセンター(BHC)の施設・イベント限定アイテム「1/60 バンダイホビーセンターオリジナル 電動式4色射出成形機」のレビューです。ガンプラのランナーを生み出す実機「EC160」をモチーフにした卓上モデルで、ガンプラ本体とは一線を画す“工場の機械”という珍しい題材が魅力。組み立て難易度は★☆☆☆☆と非常に簡単で、色数を抑えたブロック状パーツを積み上げるだけで完成します。筆者はGUNDAM BASE 大阪のポップアップで購入。スペック表など設定資料的な面白さも含め、購入判断に役立つ情報を実体験ベースでまとめました。

1. はじめに ― ガンプラを生み出す“工場の機械”という題材

今回取り上げるのは、1/60スケールの「バンダイホビーセンターオリジナル 電動式4色射出成形機」です。ガンプラのランナーを実際に成形している“本物の機械”をモチーフにした、かなりニッチな卓上モデルになります。

ガンプラといえばモビルスーツやメカが主役ですが、このキットの主役は「ガンプラを支える現場」そのもの。巨大な産業機械のシルエットを、色数を抑えたブロック状のパーツでぎゅっと圧縮しており、机の上に置くだけで「工場見学のワンシーン」を切り取ったような雰囲気が楽しめます。

筆者自身、ガンプラを組むのとは違うベクトルで、これは“組むより眺めて楽しんだ”一体でした。ガンプラの製造工程にロマンを感じる人ほど刺さる、独特の存在感を持っています。

2. 商品情報

  • 商品名:1/60 バンダイホビーセンターオリジナル 電動式4色射出成形機
  • スケール:1/60
  • モチーフ:バンダイホビーセンターに実在する電動式4色成形機(EC160)
  • メーカー:BANDAI SPIRITS
  • シリーズ:バンダイホビーセンター(BHC)オリジナルアイテム
  • 販売形態:イベント・施設限定アイテム
  • 購入場所:THE GUNDAM BASE POP-UP WORLD TOUR in OSAKA にて購入
  • 特徴:実機EC160をモチーフにした卓上モデル。多色成形+シールでカラフルに仕上がる
  • 参考リンク:BANDAI HOBBY CENTER PORTAL(BHC公式)

ガンプラ売場ではあまり見かけない、“ホビーセンターならでは”の記念アイテムという立ち位置です。

3. パッケージ・キット構成

パッケージは、バンダイホビーセンターの建物写真と、成形機完成状態のイラストが大きくレイアウトされたデザイン。正面を見るだけで「これはガンプラではなく“工場の機械”のキットなんだ」と一目で伝わる構成です。

側面には完成見本写真とともに、実機のスペック表を模した表が印刷されています。最大型締力や射出速度といった数値がずらりと並び、模型というより“工場設備カタログ”のノリ。読んでいるだけでホビーセンターの雰囲気を妄想できるのが楽しいポイントで、筆者にとってはこの設定資料的な面白さが購入の決め手のひとつでした。

箱自体はHGガンプラよりやや薄めのサイズで、収納性も良好。コレクション棚に「ホビーセンターコーナー」を作りたくなる雰囲気があります。

キット構成はシンプルで、本体用の多色ランナー1枚+ベース一体成形パーツ+シールという内容です。

【vol.35 ガンプラ 1/60 バンダイホビーセンターオリジナル 電動式4色射出成形機】 レビュー 1

4. 組み立て ― 難易度★☆☆☆☆/約1時間、つまずきやすいポイント

組み立て難易度は★☆☆☆☆(かなり簡単)、組み立て時間はおおよそ1時間前後です。大きめのブロックパーツを積み上げていくだけなので、ガンプラに比べると難易度はかなり低めでした。

実際に組んでみて感じたポイントを挙げておきます。

  • 色数を抑えたブロック状パーツを順番に積み上げていくだけで、迷うことなくサクッと組み上がりました。ニッパーとデザインナイフがあれば十分です。
  • ゲートも太めで扱いやすく、パーツ数も多くないため、作業の合間の息抜き感覚で進められます。
  • 注意点を挙げるとすれば、各部の色分けを補うラインシール貼り。端をしっかり揃え、面に沿って指でじっくり馴染ませると仕上がりがグッと良くなります。
  • 可動ギミックや内部フレームのような“驚きの仕掛け”は少ないぶん、ストレスなく、説明書どおりに進めれば誰でも同じ仕上がりを目指せます。

筆者自身はガンプラのように“組む過程”を味わうというより、完成後に眺めて楽しむ方向で満足できた一体でした。

5. 素組みレビュー ― 見た目/可動/色分け/ギミック

素組み状態の電動式4色射出成形機は、ダークグレーのベースの上に、白・青・黄色・オレンジ・赤が積み重なったポップな配色。工場設備でありながら、どこか玩具的な可愛さも感じる仕上がりです。

**デザイン・プロポーション**

ベース部分は階段状の段差と配管モールドが細かく刻まれており、“設備が乗ったフロア”の雰囲気をしっかり演出しています。その上に成形機本体の直方体ブロックがレイヤー状に組み上がることで、実機のボリューム感をうまく1/60に落とし込んでいます。金型側の大型ブロックと、射出側の「EC160」ロゴ入り白カバーの対比が印象的で、側面から見ると「いかにもガンプラのランナーが生まれてきそうな姿」です。

**色分け・シール**

成形色の時点でかなりメリハリがついており、ホワイトとグレーの機械感に、ブルーとイエローのフレームが映える構成。ここにレッドとブルーのラインシールが入ることで、一気に“バンダイホビーセンターの設備”らしいカラーリングに化けます。EC160のロゴや警告表示を模した赤いシールも含め、シンプルながら情報量は十分で、塗装をしなくても「工場の機械だ」と伝わる説得力があります。

**可動・ギミック・ディスプレイ性**

可動ギミックはほぼなく、純粋に「置きもの」として楽しむタイプです。そのぶんシルエットが破綻しにくく、どの角度から撮っても絵になります。ガンプラを横に立たせると、メカを生み出す“背景”として良いアクセントになり、作業机の上が一気にホビーセンターの作業ラインっぽくなります。ランナーを持ったガンプラと一緒に並べれば、ちょっとしたジオラマ風カットが簡単に作れるのも魅力です。

6. シリーズ内での位置づけ ― 他キットとの比較

このアイテムは、いわゆる一般流通のガンプラとは別枠の、バンダイホビーセンター(BHC)オリジナルの記念アイテムという位置づけです。モビルスーツのキットと違い、可動や武装で勝負するものではなく、「ガンプラを生み出す現場」を題材にしている点が最大の特徴になります。

ガンプラ本体を“主役”とするなら、このキットはその裏側を支える“舞台装置”。完成したガンプラやランナーと並べることで、コレクション全体に文脈を与えてくれる存在です。BHCや工場設備そのものに興味がある層にとっては、ほかのキットでは代替できない唯一性があります。

7. きれいに仕上げるためのワンポイント(一般的なおすすめ)

素組みでも十分見栄えしますが、もうひと手間でグッと締まります。以下は一般的なおすすめとして参考にしてください。

  • **ゲート処理**:ゲートが太めなので、デザインナイフやヤスリで処理痕を整えると、白やグレーのパーツが特にきれいに見えます。
  • **スミ入れ**:ベースの段差や配管モールドにスミ入れをすると、フロアの情報量が一段と引き立ちます。
  • **シールの密着**:面積の広いラインシールは、貼った後に綿棒などで端をしっかり押さえると浮きにくくなります。
  • **トップコート**:長期展示を考えるなら、つや消し等のトップコートでシール端を保護しておくと安心です。

8. 購入前に確認したいこと

このキットは一般流通していないため、入手難度はやや高めです。購入前に以下を押さえておくと安心です。

  • **販売ルート**:バンダイホビーセンター関連イベントや、GUNDAM BASEのポップアップショップ、一部の記念物販コーナーなどで販売される限定寄りのアイテムです。筆者もGUNDAM BASE 大阪のポップアップで購入しました。
  • **入手機会**:イベントやホビーセンター関連スポットに行けないと入手しづらいため、開催情報のチェックが鍵になります。
  • **中古市場**:ときどき未組み立て品が流通する程度です。価格や状態を見ながら、見つけたタイミングを「買い時」と考えるのが良さそうです。
  • **求める方向性**:可動や発光などのギミックはほぼなく、「形を楽しむ置きもの」に振り切っている点は理解したうえで手に取るのがおすすめです。

9. Good & More

**Good**

  • 4色成形機というガンプラの“裏方”を、そのまま卓上サイズに落とし込んだコンセプトが秀逸。
  • 成形色とシールだけでカラフルにまとまり、置いておくだけで「ホビーセンター感」を演出できるディスプレイ性。
  • パーツ数が少なく組み立てが非常に簡単で、作業の合間の息抜きや、模型初心者へのプレゼントにも向く。
  • ベースの配管モールドや段差表現が地味に作り込まれており、ジオラマ素材として流用したくなるディテール。
  • パッケージ側面のスペック表など、実機EC160ならではの設定資料的な面白さがある。

**More(気になった点)**

  • 可動や発光などのギミックはほぼなく、動きを求める人には物足りないかも。
  • ラインシールの面積が広い部分は端が浮きやすく、長期展示にはトップコートや糊の補強が欲しい。
  • 一般流通していないため、イベントやホビーセンター関連スポットに行けないと入手しづらい。

10. スコア

総合評価:★★★★☆

ひとこと:「ガンプラを生み出す“現場”を机の上に。組むより眺めて楽しむ、聖地の象徴みたいな一体」

11. まとめ

以上、1/60 バンダイホビーセンターオリジナル 電動式4色射出成形機のレビューでした。派手な武装も可動もない、ただの“工場の機械”の模型ですが、ガンプラ好きにとっては「聖地の象徴」を切り取ったような一体です。組み立ては色数を抑えたブロックパーツで非常に簡単。筆者はGUNDAM BASE 大阪のポップアップで購入しましたが、組む過程よりも完成後に眺めて楽しむ満足感が大きく、スペック表など設定資料的な面白さも含めて記念アイテムとしての価値を強く感じました。完成したガンプラやランナーと一緒に飾れば、「手元にホビーセンターの一角がある」ような不思議な満足感が味わえます。ホビーセンターや工場設備が好きな方、ガンプラの製造工程にロマンを感じる方には、ぜひ一度手に取ってほしいユニークなアイテムです。

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